日本地理学会発表要旨集
2018年度日本地理学会春季学術大会
セッションID: 913
会議情報

発表要旨
土地利用からみたヨルダン渓谷の変貌
*長谷川 均
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
ヨルダン川東岸のヨルダン渓谷と周辺地域では,1960年代のキング・アブドラ運河の建設で灌漑農業が本格的に始まり,1970年代以降の地下水の利用で土地利用形態,規模などが変化していった.ティベリアス湖から死海北岸までのヨルダン渓谷は,農業区分から北部,中部,南部.に三区分されることが多いが,これらは1960年代以降の水利用の変化に呼応して生じた結果といえる.それ以前のヨルダン川とサイド・ワディの水を利用していた時代は,この区分は必ずしてあてはまらない.また,耕地の地割り形態も特徴的である.
著者関連情報
© 2018 公益社団法人 日本地理学会
前の記事 次の記事
feedback
Top