日本地理学会発表要旨集
2018年度日本地理学会春季学術大会
セッションID: 923
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発表要旨
ビッグデータにみる東京23 区の外国人旅行者時空間分布
*杜 国慶
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抄録

近年、日本のインバウンド観光者数が急増し、外国人の訪日旅行に関する研究も重要視されている(杜 2017)。国際都市の東京は多種多様な機能と観光資源、観光施設を有するため、多くの観光者が訪れ利用するが、都市の局部はそれぞれ異なる機能に特化したことであり、時間帯によっては訪問者数の増減が現れる。本研究は、近年注目されるビッグデータを用いて、訪日外国人旅行者が東京23区における時空間分布(いつ?どこ?)を分析する。
ここで使用するデータは株式会社ナビタイムジャパンの日本観光APPにより、利用者の同意のもと取得したGPSデータ(2015年4月1日~30日)を利用する。調査協力者数は5,868人であるものの,第3次メッシュが空白のものを除けば有効回答者数は5,325人にのぼる.うち、東京23区を訪れた回答者数は3,813人で、回答者数の71.6%を占める。換言すれば、本アプリを利用した訪日外国人旅行者の約7割は東京を訪問している。

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© 2018 公益社団法人 日本地理学会
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