図書館学会年報
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論文
原著論文の機能構造の分析とその応用
─C型肝炎論文を対象とした基本動向記述文の抽出とその前提としての構成要素カテゴリ自動付与の試み─
神門 典子
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1994 年 40 巻 2 号 p. 49-61-1

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抄録

 文献に記録された内容の特性を主題領域に関わらず共通にとらえる枠組みとして提案した構成要素カテゴリの応用可能性を論じた。その前提として, C型肝炎に関する 50論文を例として,手がかり語の出現確率とカテゴリ遷移確率を用いてカテゴリ自動付与を行なったところ分析精度は95.2%であった。また,構成要素カテゴリの応用の一例として,文献間で共通の関係を表わすという構成要素カテゴリの特性を利用して,全文データベースから直接,特定領域の基本的な動向を把握するのに有用な少数の文を抽出し,その抽出文の内容の関連性も検討した。さらに,別の応用として,引用文献の分類も行なった。

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© 1994 日本図書館情報学会
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