東京大学教育学部研究科
1996 年 42 巻 3 号 p. 172-179
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現代社会における図書館の役割について論じたウィリアム・バーゾール著『電子図書館の神話』とマイケル・ハリス/スタン・ハンナ『未来へ向けて』の2著を比較検討して,これからの図書館研究の基本的視角を明らかにすることを試みた。『電子図書館の神話』は伝統主義の立場に立って図書館のシンボリズム研究への先鞭をつけ,『未米へ向けて』は電子図書館を肯定する現実主義の立場に立って,これを西欧正典主義からの離脱の契機にしようとしていることを明らかにした。
日本図書館情報学会誌
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