昭和病院雑誌
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病児保育所の食事
病状に合わせた与え方の工夫
吉永 眞須美平野 英保岡田 由紀野田 容子坂口 かおり吉水 卓見
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2005 年 2 巻 1 号 p. 72-78

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抄録

男女ともが働くようになった現代の社会体制では、家庭内に病児が居る場合働き盛りの父母にとって、大変な神経を使うものである。それ故彼らのケアーができる保育所が待たれていた。 この意見に答えて、茜会の理事長である吉水は早期にこの問題に取りかかり、わかば病児保育所を作り上げた。 手探りで歩み続け今日では吉永を中心にスタッフが病児のために、家族のために、保育所の発展のために、丁寧に保育看護を行い、平成15年度では延べ792名の病児保育を行った。 病児の症状は、嘔吐・下痢・食欲がない・発熱・咳・便秘等多岐にわたるが、個々病児の症状に合わせて対処することを行った。除去食品には卵・牛乳・卵白が多く、その他ミルク・脂物・小麦粉・お茶・トマト・鳥肉・ゼラチン・大豆・醤油などであった。

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© 2005 医療法人茜会・社会福祉法人暁会学術委員会
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