2007 年 4 巻 1 号 p. 023-025
当院は平成13年度に回復期リハビリテーション病棟を立ち上げ、当初より訪問リハビリテーションも開始し、その多くが当グループの訪問看護からの介入であった。当グループでは病院スタッフと在宅スタッフの在籍場所が異なるため、患者と病院スタッフと在宅スタッフの接触は数回のカンファレンスに限られ、院内での取り組みなど紙面上での報告が主となっていた。このため、訪問看護の訪問スタッフは入院中の患者の状態を十分に把握することが難しい状態であった。そこで、これを機に訪問リハビリテーションの体制を見直し、スムーズな在宅生活支援を実現させる為、平成18年10月より病院からの訪問リハビリテーションを開始することとなった。今回の取り組みにより、在宅へのソフトランディングが可能となった1症例をここに報告する。