自律神経
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第76回日本自律神経学会総会
パーキンソン病における血圧循環調節機能障害
岡 尚省
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2024 年 61 巻 2 号 p. 123-126

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抄録

パーキンソン病(PD)では起立性低血圧(OH),食事性低血圧(PPH),臥位性高血圧(SH),夜間高血圧(NH)など血圧循環調節機能障害(BPCD)を認める.OHは転倒や予後に影響を及ぼす.PPHも予後不良因子である.SHはPDの約50%に認め,高齢で無動型が多く認知機能も低下している.NHはPDの16%で認められ認知機能障害と関連がある.PDのBPCD対策は,24時間血圧変動測定によりBPCDの状況を評価し,状況ごとに水分摂取,食事の調節,カフェイン摂取,昇圧薬,臥床時の上半身挙上,就寝前の短時間作動型の降圧薬,就寝中の背部温熱療法,日中の腹帯などを組み合わせて,こまめに対応し血圧安定を図ることが重要である.

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