1961 年 14 巻 3 号 p. 101-104
Chloramphenicol (CP) の新らしい水溶性エステル, Chloramphenicol morpholin acetate (CPMA) は, Tetracycline塩酸塩との混合製剤としてヨーロッパでは既に臨床的応用の域に達している。CAPPELLI1) およびPARRAVICINI2) らは, 主として混合製剤の臨床的効果について報告しているが, CPMA自体の基礎的性状については, なお充分明らかにされていない. 本報では, CPMAの2, 3の性状について検討し, 一応の知見を得たので, これについて報告する。