The Journal of Antibiotics, Series B
Online ISSN : 2186-5469
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カスガマイシン・ワゼリンによる皮膚緑膿菌感染症の治療経験
金上 文雄大浦 武彦谷藤 順士
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1967 年 20 巻 3 号 p. 187-190

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抄録
1964年, 微生物化学研究所の梅沢浜夫博士らによつて発見された新抗生物質Kasugamycin (KSM) は, 1種の配糖体であるが, 毒性が少なく, かつ緑膿菌感染に対して有効であることが, 基礎的, 臨床的にみとめられている1)。我々は最近, ワゼリン基剤にKSMを5%含有した外用剤を使用する機会を得たので, その使用経験について報告する。
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© 公益財団法人日本感染症医薬品協会
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