1969 年 22 巻 4 号 p. 269-275
経口用合成Cephalosporinに関する細菌学的研究としては, まず最初の経口用としてWICKおよびBONIECEらによるCephaloglycinに関する研究がみられる。次いで, 第2番目の経口用のものとしてCephaloglycinよりも更に種々の点において改良されたCephalexinがWICKあるいはMUGGLETONらによつて報告された。今回, 私共もCephalexin (CEXと略す) に関する細菌学的研究をおこなつたので報告する。