The Japanese Journal of Antibiotics
Online ISSN : 2186-5477
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Daunomycinの抗腫瘍性に関する実験的研究
第1報実験腫瘍に対する効果について
野宮 文三鍵野 慶之輔折笠 義則藤森 春海
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1970 年 23 巻 2 号 p. 171-180

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抄録

Daunomycin (以下, DMと略す) はFarmitalia研究所 (イタリー) において, DI MARCO等1)によつて発見されたStreptomyces peucetfusの産生するPolyoxyanthraquinoneの配糖体に属する抗腫瘍性抗生物質で, その抗腫瘍作用についてはDI MARCOおよびVENDITTI等2) によつて詳細に検討されているが, 今回, われわれもDMについて実験腫瘍を使用して抗腫瘍性を検討し, 2, 3の知見が得られたので報告する。

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© 公益財団法人 日本感染症医薬品協会
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