The Japanese Journal of Antibiotics
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小児科領域におけるClindamycin-2-palmitate hydrochlorideの臨床的検討
中村 孝八森 啓杉森 澄子
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1973 年 26 巻 4 号 p. 339-342

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抄録

Streptomyces lincolnensisの産生するLyncomycinの誘導体であるClindamycin (7-Chloro1incomycin) は, Macrollde系の抗生物質に似たスペクトルをもつているが, まだ耐性菌の出現が少なく, 感染症に広く応用されている。今回, そのパルミテート化した薬剤Clindamycin-2-palmitate hydrochlorideを得て, 小児科領域における臨床的検討をおこなうことができたので, この薬剤の服用状態, 臨床効果などについてのべてみたい。なお, このClindamycin-2-palmitate hydrochlorideは, 吸収されてのち脱エステル化され, Clindamycin (CLDM) に変るといわれ, 分解は小児においても十分におこなわれているといわれている。

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