The Japanese Journal of Antibiotics
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小児科領域におけるClindamycin-2-palmitateの基礎的臨床的検討
特に比較試験を中心として
藤井 良知紺野 昌俊生方 公子佐久間 昭
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1973 年 26 巻 6 号 p. 545-561

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抄録

Clindamycin palmitate (以下CLDM-Pと略す) の小児科領域における基礎的, 臨床的検討をおこなったので報告する。
Clindamycill palmitateの化学名は, 7 (S)-Chloro-7-dooxylincomycin-2-palmitate・HC1で, 小児用シロップ剤としてっくられたもので, 製品としては, 45mlの蒸留水で溶くと, 全量60mlとなり, その5ml中にClindamycin baseとして75mgが含有されるようになっている。実際に溶かして, 服用してみると, イチゴ様の芳香をもつた, 服用した後で, 多少の苦味の残るピンク色のシロップである。以下, 基礎的検討および臨床的検討に項を分けて述べて行きたい。

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