The Japanese Journal of Antibiotics
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14C-Josamycinおよび14C-Josamycin propiomteのラットにおける吸収, 分布, 排泄
立花 章男佐々木 弘三渡辺 隆矢野 邦一郎佐渡 卓朗
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1975 年 28 巻 4 号 p. 558-566

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抄録

Josamycin (JM) およびJosamycin propionate(JM-P)を経口投与したときの生体内動態および尿中代謝産物については, すでに報告した1, 2)。それによると, JosamycinとJosamycin propionateの生体内動態について抗菌活性で測定した値を比較すると, Josamycinでは経口投与初期から血漿中濃度または臓器内濃度が上昇し, 腸管からの吸収が速やかであつた。これに対して, Josamycin propionateでは, 経口投与後の血漿中濃度や臓器内濃度の上昇は緩やかであるが, 各濃度は持続性であった。これらのことが抗菌活性でみたばあいのJosamycinとJosamycin propionateの生体内動態の特徴であつた。本実験では, JosamycinおよびJosamycin propionateのこれらの生体内動態の相達についてさらに検討するため, 当研究所において生合成された14C-Josamycin3)および14C-Josamycin propionateをラットに経口投与したときの吸収, 分布, 排泄について抗菌活性と放射能の両者を測定したので報告する。

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