The Japanese Journal of Antibiotics
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ステアリン酸エリスロマイシンカプセル(腸溶性)(OE-7)の人による血中濃度および尿中排泄量について第1報
附: 物理化学的性質
山下 喬螺良 英郎福田 友昭
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1976 年 29 巻 2 号 p. 201-206

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抄録

OE-7 (主成分はステアリン酸エリスロマイシン) の基礎的研究として,物理化学的性質の検討,および人による血中濃度,尿中排泄量の測定をおこない,次の成績を得た。
1) OE-7は顆粒剤に腸溶性皮膜をコーティングし, さらに胃溶性の硬カプセル剤としたものである。
2) OE-7カプセル内容物 (顆粒) の耐酸性は良好で, しかも腸溶性はすぐれたものである。
3) OE-7を成人健康者に内服させたところ, 従来のステアリン酸エリスロマイシンカプセルと比較し, 比較的個体差の少ない血中濃度が得られた。
4) OE-7の平均血中濃度は, 従来のステアリン酸エリスロマイシンカプセルと比較し, 高く, しかも有効濃度の持続性に優れていた。

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