1977 年 30 巻 2 号 p. 156-160
Streptomyces lincolnensis var.lincolnensisの培養から単離された抗生物質Lincomycinの誘導体であるClindamycin (7-Chloro-lincomycin)(CLDM) は, すでにマクロライド系と類似の抗生剤として広く一般に使用され, われわれもその基礎的, 臨床的に実験をおこない, 発表8) したが, 今回Clindamycin-2-phosphateとして注射可能の製剤 (CLDM-P) がつくられ, これを臨床的に用いる機会を縄たので, そり結果について報告する。投与方法は, 1回300mgを1日3回, 筋肉内に, および点滴静注し, 投与期間は6日ないし8日である