The Japanese Journal of Antibiotics
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Fusaric Acid-Caの催奇形性に関する研究
第3報妊娠ウサギに対する経口投与時の胎仔に及ぼす影響
松崎 明紀阿久津 貞夫嶋村 達夫中谷 洋美
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1977 年 30 巻 5 号 p. 321-333

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抄録

Fusaricacidは, 1934年に藪田等1) によつて微生物の生産する抗菌性物質として発表され, その後, 日高, 永津, 梅沢等2, 3) によつてDopamineβ-hydroxylaseの阻害作用が見出され, その酵素阻害機構および降圧作用に関する研究がなされてきた。著者等は, すでにFusaricacidのCa塩 (以下FA-Caと略す) について, DDB4系マウスおよびWistar系ラットを用いた実験において催奇形作用のないことを報告した4, 5) 。
ここでは, New Zealand White種のウサギを用い, 妊娠時FA-Caの経口投与による胎仔への影響について検討したので, その成績を報告する。

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