The Japanese Journal of Antibiotics
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Fosfomycin-Ca塩の生殖に及ぼす影響
第3報ラットの周産期および授乳期投与試験
小枝 武美森口 政英畑 俊明
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1980 年 33 巻 7 号 p. 733-737

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抄録

Fosfomycinは, Streptomycesによつて産生された新規抗生物質で, 細胞壁生成を阻害することによつて, 特にグラム陰性菌に対し卓越した作川をもつものである1)。
我々は先に, 本剤のNa塩およびCa塩について, ラットまたはウサギを用いて妊娠前および妊娠初期投与試験, 胎仔器官形成期投与試験, またNa塩について周産期および授乳期投与試験を実施し, いずれのばあいも胚, 胎仔または新生仔等に対して特定の影響をおよぼさないとの結論に達し, すでに報告した2~6)。
今回は, Ca塩について周産期および授乳期の雌ラットに投薬し, 胎仔および新生仔におkぼす影響を検討した結果を報告する

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