The Japanese Journal of Antibiotics
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抗菌性ペプチドの研究 第20報
塩基性アミノ酸を含むα-アシルテトラペプチド類の合成と抗菌活性 第9報
伊藤 秀雄土田 良雄
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1983 年 36 巻 12 号 p. 3349-3354

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抄録

著者らは抗菌性ペプチドの研究の一環としてこれまでに, LysineあるいはGlutamic acidを含む直鎖状又は分枝状α-アシルテトラペプチド類を合成し, これらの化合物について抗菌試験を実施し, 化学構造と抗菌性との相関関係を報告してきた1-6)。
今回, 先に報告したAcyl-Lys-Lys (Thr)-Glu-OH類 (I) 5) と抗菌活性を比較する目的で, Iと同じアミノ酸残基及び同一脂肪酸から構成されるが, 構造的に側鎖ThreonineとC端Glutamic acidとを置換した分枝状α-アシルテトラペプチド類 (9a~c) の合成を試みた。又これらの化合物について抗菌試験を施した結果, 化学構造と抗菌活性との相関関係及びIと9a~cとの抗菌性を比較検討し, 若干の知見を得たので報告する。

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