The Japanese Journal of Antibiotics
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尿路感染症に対するCefaclorの使用経験 (第2報)
梶川 博司細川 尚三亀岡 博西本 直光三好 進岩尾 典夫水谷 修太郎
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1984 年 37 巻 8 号 p. 1453-1469

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抄録

第1報1)にてCefaclor (ケフラール®, 塩野義製薬, CCL) の使用経験を報告し, 投与期間に制限を設けない投与方法では, 単純感染症の26例で100% (平均7.3日間投与), そして複雑感染症の41例で80% (平均9.1日間投与) の総合有効率を得て, 副作用は消化器系症状が8.4%に認められたことを述べた。その後, 更に症例を重ねて検討したので報告すると共に, 1.CCL投与既往のある症例, 2.第3相2)及び第4相試験として本剤の効果と安全性を検討した報告3)と共に考察を加えたい。

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© 公益財団法人 日本感染症医薬品協会
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