The Japanese Journal of Antibiotics
Online ISSN : 2186-5477
Print ISSN : 0368-2781
ISSN-L : 0368-2781
Cefpimizoleの産婦人科領域における基礎的, 臨床的検討
江口 冬樹内田 克彦山本 和喜白川 光一
著者情報
ジャーナル フリー

1985 年 38 巻 4 号 p. 1011-1016

詳細
抄録

Cefpimizole (AC-1370) は新しく開発されたセフェム系抗生物質であり, その構造式はFig. 1に示すとおりである。本剤はβ-Lactamaseに対し安定なβ-Lactamの開発を目的として多数のCephalosporin合成誘導体から選択されたもので, Pseudomonas属を含むグラム陰性桿菌による感染症に有効である。その構造式に示されるとおり, 骨格の7β位にD-(-)-α-(4(5)-Carboxyimidazole-5(4)-carboxamido) phenylacetamido基を, 更に3位に4-β-Sulfoethylpyridiniummethyl基を有するものである。

著者関連情報
© 公益財団法人 日本感染症医薬品協会
前の記事 次の記事
feedback
Top