The Japanese Journal of Antibiotics
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小児科領域におけるCefiximeの臨床的検討
目黒 英典有益 修宗田 英幸吉田 純一戸賀崎 久美藤井 良知
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1986 年 39 巻 4 号 p. 1007-1019

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抄録
Cefixime (CFIX) は藤沢薬品工業 (株) によって開発された新しい経ロセフェム系抗生物質 (CEPs) である。化学名, 化学構造はFig. 1のとおりで, 7位側鎖はsyn型でβ-Lactamaseに安定な構造をしている。分子量は453.44である。本剤は経口剤でありながら, 注射用の第5群セフェム剤1) と類似の抗菌力, 抗菌範囲を持ち, Enterococcus faecalisを除く連鎖球菌及びグラム陰性菌に対して優れた抗菌力を示す2)。
本剤の成人における臨床第3相試験はすでに終了し, その安全性及び有効性が報告されている3)。強い抗菌力と体内動態を考慮して, 従来の経口β-Lactam剤に較べて投与量を少なくしてある点が特徴である。この度, 我々は小児科領域のCFIX研究会の一員として, 本剤の小児における検討を行う機会を得たのでその成績を報告する。
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