The Japanese Journal of Antibiotics
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総説 [最新の抗菌薬XXIX] Aztreonam
原 耕平小林 宏行
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1988 年 41 巻 4 号 p. 347-360

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抄録

Aztreonam (AZT) は米国スクイブ社で開発された注射用抗生物質で (Fig. 1), 従来の2環系β-ラクタム抗生物質であるペニシリン系あるいはセファロスポリン系とは異なり, β-ラクタム単環構造を有している。本母核構造が細菌由来であつたことから, 本系統のものはモノバクタム系 (Monocyclic bacterially-produced β-lactam antibiotics) と総称され, 他の2環系β-ラクタム剤とは別のカテゴリーに分類されている。
本剤は日本, 米国, ヨーロッパなど多くの国々で基礎的・臨床的研究がなされ, すでに市販されているが, 本稿では本邦における検討成績を中心に本剤の特徴を述べる。

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