The Japanese Journal of Antibiotics
Online ISSN : 2186-5477
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呼吸器感染症におけるOfloxacinの使用経験
田中 一正鈴木 一清水 晋大塚 英彦高木 啓秋沢 孝則成島 道昭戸野 塚博金重 博司中神 和清野口 英世竹内 隆
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1989 年 42 巻 8 号 p. 1705-1712

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抄録

我々は入院18例, 外来13例計31例の呼吸器感染症症例に1日300~600mgのOfloxacin (OFLX) の経口投与を行いその臨床効果につき検討を行った。
1.31例における臨床効果は83.9%と良好であった。
2. 症例中Pseudomonas aeruginosaを6例に検出し, その有効率は50%であった。
3. 昭和60年度と昭和62年度に当院で喀痰検査から分離されたP. aeruginosa臨床分離 株で行ったOFLX, Gentamicin (GM), Imipenem (IPM) に対する感受性試験で昭和60年度それぞれ100%であった感受性株は, 昭和62年度の分離株ではOFLX 57.1%, GM 85.7%, IPM 100%とOFLXに対する耐性化頻度が高かった。

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