The Japanese Journal of Antibiotics
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Cefbuperazone の髄液移行脳外科患者における血液脳関門損傷の程度との相関
中田 宗朝六川 二郎宮城 航一金城 利彦佐久田 治宮里 洋奥山 久仁男比嘉 靖寺田 幸平
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1990 年 43 巻 6 号 p. 1174-1180

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抄録

術後感染予防の目的で, 琉球大学脳外科で外科的処置の行われた15例を対象にCefbuperazone (CBPZ) を静注し, その有効性と安全性を検討した。その結果, 感染症発症の疑いを認めたのは1例だけであった。安全性に関しては, トランスアミナーゼの上昇例を3例に認めたが, 重篤なものではなかった。
7例についてCTスキャンによる血液脳関門 (BEE) 損傷の評価とCBPZの髄液移行を対比, 検討したところ, BBB損傷例においては十分な髄液移行が得られた。

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