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帝京大学医真菌研究センター
1993 年 46 巻 8 号 p. 654-685
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Fluconazole (FLCZ)(Fig. 1) はファイザー社で開発されたトリアゾール系の抗真菌剤でカプセル剤と注射剤が本邦で1989年6月から発売されており, カンジダ属, アスペルギルス属, クリプトコッカス属などに対し強い抗真菌作用を示し, 経口又は静脈内投与した場合, いずれも各臓器, 組織に広く分布し, 又, 蛋白結合率が約10%と低く, 成人における血中濃度半減期も約30時間を示すなど利点が多くあることなどから, すでに成人領域の深在性真菌症に対して高い臨床効果, 有用性が確認されている1, 2)。
今回, 我々は小児における深在性真菌症を対象に静注剤又は新剤型である細粒剤を合せて72例に投与し, 効果判定のできた47例について臨床効果, 真菌学的効果を検討した。又, 新生児, 未熟児を含む小児27例で反復投与時の体内動態を検討した。
臨床効果はカンジダ症では79.5% (35例/44例), アスペルギルス症では100% (3例/3例) の有効率であった。
安全性は63例につき検討され副作用は一例も認めなかった。臨床検査値異常は6例にみられたが, すべて一過性の変化であった。
反復投与時の体内動態は細粒剤, 静注剤いずれも初回投与後4日目で定常状態に達することがわかった。
これらの結果からFLCZは小児における深在性真菌症に対し, 有用性の高い薬剤であると考えられた。