The Japanese Journal of Antibiotics
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カルバペネム薬の適正使用
モンテカルロシミュレーション法による検討
三鴨 廣繁戸塚 恭一
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2005 年 58 巻 3 号 p. 359-367

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抄録

モンテカルロシミュレーション法を用いて, 大腸菌および緑膿菌が想定される感染症に対する最適なカルバペネム薬およびその投与方法について検討した。
そして%T>MICを最大化するために, 投与方法および抗菌活性の差異がどのように影響するかについて検討した。
その結果, 大腸菌および緑膿菌に対して, %T>MICを最大化するためには, 1回投与量を増量および1日投与回数を増加すること, そしてより抗菌活性に優れるカルバペネム薬を選択することが重要であると考えられた。

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© 公益財団法人 日本感染症医薬品協会
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