Anat. Inst. d. Med. Fak., Univ. Okayama
1956 年 11 巻 1 号 p. 23-29
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血管にホルマリンを注入された1成人屍から上下腹壁動脈をその内胸動脈または外腸骨動脈からの出発から10cmのところで採取し, 横断切片を作って, 両動脈の構造を比較観察した. 下腹壁動脈では上腹壁動脈に比べて, 内膜がやや薄いが, 中膜と外膜が遙かに厚いために, 動脈壁の全層が著しく厚い. 標本に於いて下腹壁動脈が上腹壁動脈よりも大いに收縮していることが測定された. 上腹壁動脈の中膜には筋の量が著しく多く, だからその中膜全体の超構密度も高い.
Archives of Histology and Cytology
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