青森市民病院医誌
Print ISSN : 0914-7500
アジスロマイシン1回1000mg投与が有効であったFitz-Hugh-Curtis症候群の一例
和田 豊人 他
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2020 年 23 巻 p. 6-

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抄録
症例は40代女性。右季肋部痛を主訴に救急搬送。来院時、腎盂腎炎と考えたが、その後、クラミジアによるFitz-Hugh-Curtis症候群と判明。クラミジア感染のため、マクロライドかニューキノロンの使い慣れた抗菌薬を投与しようとしたが、産婦人科よりアジスロマイシン1000mg1回投与の教示を受けた。その後、軽快。アジスロマイシン1回投与の経験がないため、文献を検索したところ、国際的標準治療法であり、添付文書にも記載があった。なお、感染経路は不明であった。
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© 2020 青森市民病院
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