森林応用研究
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中央ペルー熱帯湿潤林山岳地域における農業移民による土地利用のダイナミクス
コルネリオ ダビッデ ロペス
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2004 年 13 巻 1 号 p. 1-10

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抄録

ウアジャガ河谷への入植を事例として,アンデス地域における入植者による土地利用について,土地利用指標による分析を行った。その結果,以下のことが分かった。1)焼畑農業は,現在では通常,移動農業でなく,定住農業による耕地拡大を意味し,また,長い休閑期間を前提とすれば,生態学的にも経済的にも持続可能な手段といえる。2)過去の失敗した入植プロジェクトでは,人口増加と違法作物の拡大がその原因である。3)土壌使用の強度は,主にその土地占有時間によって説明される。4)農家の生産戦略は市場に強く規定される一方,家族労働による休閑,混作といった伝統的農業に依然依存している。5)農家規模は,その農家で栽培される主要作物を説明する重要な要素である。

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© 2004 応用森林学会
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