アプライド・セラピューティクス
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千葉県内での糖尿病領域における薬剤師教育を目的とした取り組みと今後の課題
石村 淳鈴木 康友渡邉 文之
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2020 年 15 巻 p. 42-48

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抄録

糖尿病は、世界的に急激に増え続けており、わが国においても非常に多くの患者が存在する疾患である。糖尿病治療は「療養が主体」であるため、治療は食事・運動療法が基本となるが、薬物療法も重要な役割を担っており、血糖コントロールのためには、薬剤師による患者個々の生活環境や療養状況に応じた適切な服薬支援を行うことが必要となる。そこで、薬剤師の糖尿病薬物治療の知識の向上、および薬薬連携の定着や浸透、さらに糖尿病の生活指導のエキスパートと認定される糖尿病療養指導士の取得の向上を目的として、「千葉県西部若手薬剤師糖尿病研究会」を設立した。そこで、本研究会の糖尿病治療教育の取り組みの成果や問題点について報告する。 研修会の参加者数は、設立当初と比較して増加傾向となり、薬局薬剤師のニーズに合わせた研修会を検討した結果であると考えられる。加えて、千葉県糖尿病療養指導士(CDE-Chiba)取得薬剤師の参加者も増加し、研修会が参加者の意識変化に少なからず影響を与えた可能性も推察された。しかしながら、薬薬連携に対しては消極的な意見が多く、依然、発展には至っていない。今後、薬薬連携の発展のために、研究会の世話人会で検討した情報提供書を用いた連携を参加者に提案することを考えている。

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© 2020 日本アプライド・セラピューティクス(実践薬物治療)学会
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