水産増殖
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小笠原諸島父島におけるカンパチの親魚養成と採卵
川辺 勝俊加藤 憲司木村 ジョンソン岡村 陽一安藤 和人斉藤 実吉田 勝彦
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1996 年 44 巻 2 号 p. 151-157

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抄録

1) カンパチ親魚から自然産卵法により良質の受精卵を大量に得ることができた。
2) 採卵親魚は体重4.7~16.5kgであった。
3) 産卵は4~7月にみられた。
4) 産卵は21.2~25.9℃で行われたが, 21.5~23.5℃が産卵適温と思われた。
5) 浮上卵率, 浮上卵ふ化率はそれぞれ78.4±24.44%, 84.0±21.90%で, 事業レベルからも良好と判断された。
6) 卵径は約1.1mmであった。

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© 日本水産増殖学会
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