水産増殖
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アカハタの酸素消費量と生存限界溶存酸素量におよぼす水温の影響
川辺 勝俊
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2001 年 49 巻 2 号 p. 185-189

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抄録

1)活魚出荷サイズ(体重200~745g)のアカハタ天然魚を用いて,水温12.5~30.0℃における酸素消費量と平衡維持臨界値を求めた。
2)単位体重当たりの酸素消費量R ml/kg/hは,水温T℃の上昇にしたがって指数関数的に増加し,下記の式で示された。
R=5.3611*1.0913T(r=0.9495)
3)水温15℃から25℃までの個体当たりの酸素消費量R'(R*W)ml/ind./hは,体重Wkgと水温T℃から下記の式で示された。
R'=25.4585W+1.3027T-22.9348
4)平衡維持臨界値は約0.26~0.93ml/lであった。

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