アーカイブズ学研究
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Print ISSN : 1349-578X
特集 日本アーカイブズ学会2011年度大会企画研究会報告 〈広がりゆく「デジタルアーカイブ」とアーカイブズ〉
デジタルアーカイブの15年
それが意味するもの
笠羽 晴夫
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2011 年 15 巻 p. 28-37

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抄録

デジタルアーカイブというコンセプトは今から15年近く前にあらわれてきた。当初は文化遺産がその主対象で、これらを高度なマルチメディア・デジタル技術で記録することが推進された。また地域振興の観点からは、デジタルアーカイブは各地域のアイデンティティ定義に適用された。いくつかの大きな事業が長続きしなかったなかで、当初一般的ではなかったアーカイブズ学とのタイトな結びつきを得ながら成長したデジタルアーカイブもある。そのアーカイブズ学についていえば、デジタル記録とネットワークによるアクセスは、現在必須事項となっている。本稿ではこのようなプロセスを、歴史的考察の観点から、事例を交えながら記述するとともに、将来への課題を提示する。

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© 2011 日本アーカイブズ学会
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