アーカイブズ学研究
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特集 日本アーカイブズ学会2011年度大会企画研究会報告 〈広がりゆく「デジタルアーカイブ」とアーカイブズ〉
国立公文書館におけるデジタルアーカイブの取組み
八日市谷 哲生
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2011 年 15 巻 p. 4-15

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抄録

国立公文書館は、国の機関などから移管を受けた歴史公文書等について保存し、一般の利用に供するなどの業務を行っている組織である。平成13年、館は独立行政法人化されるとともに、アジア歴史資料センターが館の組織として新たに開設された。また平成23年4月に、「公文書等の管理に関する法律」(平成21年7月1日法律第66号)が施行され、新たな公文書管理制度下における業務が開始されたところである。

本稿は、国立公文書館におけるデジタルアーカイブ化の取組みに関し、その基本的な考え方や方向性、インターネットを通じて館所蔵資料を利用できる「国立公文書館デジタルアーカイブ」、そして「ボーン・デジタル」への対応である「電子公文書等の移管・保存・利用システム」等について、その概要を紹介するものである。

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© 2011 日本アーカイブズ学会
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