2015 年 22 巻 p. 49-71
1972年に東京都多摩社会教育会館に設置された「市民活動サービスコーナー」は、2002年に廃止されるまで、市民活動資料を収集・整理・保存し続けてきた。廃止後、立川市の市民団体「アンティ多摩」を中心に市民団体と市民有志によって保存運動が行われ、2006年に「市民活動資料・情報センターをつくる会」が発足した。2011年に資料群の多くが法政大学大原社会問題研究所に移管され、2014年に2002年以降に収集された資料群を基に「市民アーカイブ多摩」が立川市に開館した。