教育心理学年報
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I わが国の教育心理学の研究動向と展望
臨床心理学の研究動向と課題
―臨床実践の多様性の観点から―
安藤 美華代
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2024 年 63 巻 p. 96-109

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抄録

 2023年の日本教育心理学会第65回総会における「臨床」部門での個人発表,2022年7月から2023年6月末までの1年間に『教育心理学研究』『心理臨床学研究』『心理学研究』に掲載された「臨床」にかかわる論文から研究動向を概観し,今後の課題について考察した。その結果,22件の個人発表では,いじめ等対人ストレスの影響と予防対策,発達面を視野に入れた心理行動上の諸課題,うつ・不安,不慣れな環境,養育,援助要請をテーマにした研究が行われていた。41編の学術論文では,心理教育・心理支援,治療的アプローチ,ストレスと対処,発達面の偏りや慢性の病い,ソーシャルスキルに関する研究が行われていた。子ども・若者とその家族の生きづらさの軽減を目指して,多様な要因や支援策に関する取り組みが行われていた。今後は,これらの知見を統合し,実際の現場に適用していくことが重要であろう。

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© 2024 日本教育心理学会
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