アレルギー
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小児気管支喘息における急性発作の経過と血清Eosinophil Cationic Protein値, 尿中Eosinophil Protein X値, 尿中N-Methylhistamine値に関する検討
白川 清吾岩崎 栄作宮林 容子馬場 実
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1998 年 47 巻 12 号 p. 1240-1247

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抄録

気管支喘息急性発作の小児24名を対象に, 急性発作時から軽快時までの血清中eosinophil cationic protein(ECP)値, 尿中eosinophil protein X(EPX)値, 尿中N-methylhistamine(NMH)値を測定し, それらの急性発作における変動を検討した.その結果, 血清ECP値と尿中EPX値は発作入院時に高値で, 発作軽快とともに有意に低下したが, 非アトピー対照群に比べて高値であった.尿中NMH値は有意な変化を認めなかった.肺機能(FEV_1)は尿中EPX値との間に弱い負の相関を認めた.以上より, 血清ECPと尿中EPXは急性発作時における気道炎症の指標として有用であるが, 発作軽快後も気道局所における好酸球活性化は持続していることが推測された.

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© 1998 日本アレルギー学会
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