アレルギー
Online ISSN : 1347-7935
Print ISSN : 0021-4884
ISSN-L : 0021-4884
特集
遺伝性血管性浮腫診療のためのWAOガイドライン
Timothy CraigEmel Aygören PürsünKonrad BorkTom BowenHenrik BoysenHenriette FarkasAnete GrumachConstance H. KatelarisRichard LockeyHilary LonghurstWilliam LumryMarkus MagerlImmaculada Martinez-SaguerBruce RitchieAlexander NastRuby PawankarBruce ZurawMarcus Maurer
著者情報
ジャーナル フリー

2015 年 64 巻 9 号 p. 1215-1241

詳細
抄録

遺伝性血管性浮腫(HAE)は希な疾患であるため,医師や他の医療従事者により正しい診断と適切な治療法が知られていない,あるいは入手できないことが少なくない.そのため我々は,世界中からHAEの専門家を集め,HAEの診断と治療方針についての合意(コンセンサス)を得るとともに,同意事項に関するエビデンスのグレード分け,エビデンスの強さ,および分類を行った.コンセンサスはエビデンスグレードに基づいて形成されており,本文書はガイドラインとしての基準を満たす.このガイドラインの目標は,世界中のHAE患者の診断と治療を改善し,HAE患者全員が,その所在に関係なく,同様の対応と治療を受けることができるようにすることである.

著者関連情報
© 2015 日本アレルギー学会
前の記事 次の記事
feedback
Top