北里大学医療衛生学部
北里大学病院臨床検査部
北里大学医学部
1994 年 37 巻 4 号 p. 295-299
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正常聴力者60名について測定した気骨導差を調査した結果以下の結論を得た。 正常聴力者の気骨導差が±5dBの範囲に入る率は前額骨導で約60%, ±10dBで約85%である。 乳突部骨導は前額より約5%小さい。 したがって伝音障害判定基準は従来の常識的な気骨導差の値より大きくする必要がある。 聴力正常者の気導と骨導閾値の相関係数について検討した結果, 伝音系正常者の気骨導差は個人個人についても0dBであるという俗説は成立しないことを確認した。
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