AUDIOLOGY JAPAN
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高周波数域オージオメータの開発とその臨床応用
牧嶋 和見吉田 雅文藤村 和伸
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1996 年 39 巻 2 号 p. 158-163

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抄録

高周波数域オージオメータを新たに開発した。 本開発機器は, 周波数発信器の作製の工夫, 静電コンデンサ型ヘッドホンの採用, さらには標準オージオメータと連動して使用出来ることなどを特徴としている。 本高周波数域オージオメータを使用して, 正常若年者ならびに各種の感音性難聴者に標準周波数域ならびに高周波数域の聴力域値測定を行い, 14kHzに到る信頼性のある安定した成績を得た。 高周波数域オージオメータの応用は, 感音性難聴の早期診断に有用であると考えた。

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© 日本聴覚医学会
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