AUDIOLOGY JAPAN
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血管条性難聴の臨床的研究 (その2)
治る突発性難聴の病変部位
立木 孝草野 英昭村上 順子小田島 葉子亀井 昌代
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2002 年 45 巻 1 号 p. 55-66

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抄録

著者らが経験した突発性難聴の中で, 治癒した例と全く改善しなかった例とについてオージオグラムを比較検討し, 次の結論が得られた。
1. 治る突発性難聴と治らない突発性難聴とでは内耳に起こっている病変が異なる可能性がある。
2. 治る突発性難聴の病変は血管条にあり, その病態はEPの低下である。
3. EPの低下による血管条病変の臨床的特徴は, 急性発症, 回復可能, 全周波数型聴力障害, 年齢変化との相加性, である

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© 日本聴覚医学会
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