抄録
九州大学では学生たちが中心となりボトムアップ型で学生支援・教育支援を行う体制としてquickQが組織されている。quickQでは、コロナ禍の様々な課題に対してチャットボットの開発・運用を通じて解決に貢献してきた。2021年までに3つのチャットボットを開発・運用してきたが、3つを別々のアカウントで運用を続けることに様々なデメリットが存在することがわかった。2022年4月に各チャットボットを「ワンストップ」という考え方に基づいて統合した。結果、2022年3月から6月末時点で21069回の問い合わせをチャットボットによる自動応答を用いて解決した。現在は、2022年4月入学者の46%が利用するサービスとなっている。本稿では、ワンストップをベースとしたチャットボットの開発・運用について、設計思想や開発環境の紹介および2022年6月までのデータを元にした運用状況を報告する。