応用糖質科学:日本応用糖質科学会誌
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【総説:応用糖質科学シンポジウム】 溶液NMR法とX線結晶構造解析によるキトサン結合モジュールとキトサンの相互作用解析
新家 粧子西村 重徳北奥 喜仁木元 久草桶 秀夫沼田 倫征大沼 貴之深溝 慶
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2016 年 6 巻 2 号 p. 124-130

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抄録
土壌細菌の一種であるPaenibacillus sp. IK5は,触媒モジュール (GH8) とフィブロネクチンタイプIIIモジュール,2 つの糖質結合モジュール(CBM32) からなるモジュラー型キトサナーゼを産生することが知られている.NMRおよび等温滴定型熱量計によるキトサンオリゴ糖の結合実験の結果,これら2 つのCBM32 (DD1およびDD2) は,高いアミノ酸配列相同性をもつにもかかわらず,キトサンオリゴ糖に対して異なる結合性を示すことがわかった.この結合性の違いを説明するために,DD1とDD2について,溶液NMR構造解析とX線結晶構造解析を行い,キトサンオリゴ糖の結合様式を明らかにした.さらに,部位特異的変異を施したDD1とDD2を用いてオリゴ糖の結合性を調べたところ,両者の結合性の違いは,36番目のアミノ酸残基の相違によるものであることがわかった.
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© 2016 一般社団法人 日本応用糖質科学会
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