ビジネス・ブレークスルー大学レビュー
Online ISSN : 2434-9607
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大学院教育における発言分析を通じた学習成果の可視化と 集団知形成のための発言基準・ファシリテーション
石井 貴春
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2020 年 6 巻 2 号 p. 159-172

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抄録

本研究は、MBAにおけるオンラインのディスカッションの学習効果、特に集合知の学習効果を明らかにする。そのために2つの視点から考察した。第1に集合知のための発言基準と個人の知識のための発言基準を提案した。第2にグループ構成員の違いが集合知に影響を与えているか検証した。第3にグループディスカッションで扱われるテーマの広さに影響を与える要因を検証した。集合知のための発言基準に沿って分類した結果、横展開や新しい視点の提供をおこなう学生が多いことが示された。さらに開講年別・役職別に検証した結果、発言数や発言のテーマにはすべての分類において大きな違いが確認され、クラスメイトの年次、役職によって異なる集合知が形成される可能性が大きいことが確認された。またテーマの広さに影響を与える要因は、グループでの発言数とスレッドの平均発言数であることが確認された。

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