抄録
ンラインのケース・スタディ型教育を通じて3つの仮説を検証した結果、以下が確認された。ケース・スタディ型教育において論理的思考の生成を重視する際、論理的思考に影響を与える要素として経営者の視点が1年次から見出されたが、2年次では情報提供や議論の進め方の発言にも変化が見られた。またケースで扱う企業が学生の職業(就業経験)と関連するとき専門情報の提供がおこなわれ、発言内容の変化、質の面で変化することが確認された。3C分析の対象が国内外の企業となること、3C分析を土台にして対策の提案が身につくことを確認した。