大阪物療大学保健医療学部
2014 年 2 巻 p. 53-61
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本稿では、江戸時代の『重訂解体新書』により造語された、解剖学骨名である「尺骨」の由来を巡って、「尺」という漢字を遡源的に調べると共に、中国歴代の1尺当りの尺度を比較することを試みた。なお、古今東西的に「身体尺」から「度量法」、ないし「度量衡制」までを広範に検討し、中医学の経典である『霊枢』・「腸胃篇第三十一」に記載された消化管に関する解剖データは中国の殷周時代のものと断定できる史料をまとめて、私見を述べた。
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