東京大学先端科学技術研究センター認知科学分野
2014 年 22 巻 p. 59-68
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一つの標的に対する到達運動の解が無限にあるように, 目標志向性課題における運動制御は様々な階層において冗長性を有する. 近年, 我々の運動制御系はパフォーマンスのばらつきを最小限度に抑えるためにむしろこの冗長性を利用していることが示唆されてきたが, この評価は多分にその解析法に依存する. 本研究では運動課題遂行変数の幾何学的・時系列的パターン抽出を題材とし, 冗長性に対するヒトの運動制御の特徴ならびにその評価法を議論する.
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