バイオフィリア リハビリテーション学会研究大会予稿集
Online ISSN : 1884-8699
ISSN-L : 1884-8672
第19回バイオフィリア リハビリテーション学会
会議情報

公開講座 講演
神経新生とリハビリテーション
白澤 卓二
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 9-

詳細
抄録

アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経疾患では、神経細胞がアポトーシスを起こし神経再生は起きないと考えられてきた。しかし、海馬や大脳脂質には神経幹細胞が存在し神経変性疾患でも神経再生が起きる可能性が探索されている。最近の研究では、運動や社会的活動などのいわゆる豊かな環境で神経幹細胞が活性化することが報告されている。講演では、アルツハイマー病のモデルマウスを豊かな環境で飼育することによりアルツハイマー病の発症が遅延した報告やフィンランドで食事、運動、ライフスタイルの介入研究を行った結果、認知機能の低下を予防できた研究などを紹介して、神経新生とリハビリテーション医学への応用の可能性を考察する。

本年の学会では講演を英語で行ないます。23日の講演にご参加をお願いします。

著者関連情報
© 2015 バイオフィリア リハビリテーション学会
前の記事 次の記事
feedback
Top