大阪大学微生物病研究所環境応答研究部門生体統御分野
2022 年 62 巻 1 号 p. 36-38
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最近我々は,脊椎動物胚でエネルギー代謝の代謝物が勾配を形成し,シグナル経路を直接制御することで胚のパターン形成を制御することを発見した.これは100年前に提唱された化学勾配モデルであるChildモデルの分子機構を実証した研究とも言える.本稿では我々の研究を紹介し,Childモデルの先見性を再確認し,今後の展望を議論したい.
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